構造化モデリング[動的]基礎

概要
時間軸を考慮した設計の基本習得します。タイミング仕様定義動的構造図状態遷移設計を習得します。
コース詳細
到達目標 1. 時間オーダーの感覚を把握できる msecオーダーとμsecオーダー
2. タイミング仕様の定義ができる
3. 並行処理の設計ができる
対象 C言語プログラミングの経験があること
特徴 ソフトウェア設計では静的な構造設計と動的な構造設計をします。
関数やファイルという静的な構造設計は、手続きを追いかけることで、初心者でも理解し易い設計と言えます。
しかし、並行性を考慮した動的な構造設計は、タイミングなどの時間軸であり、直感的な理解が困難です。

特に、設計初心者には並行性の設計は難しく、既存の動的な仕組みありきでの開発が多いです。
その場合、タイミングにかかわる不具合が出てしまうと、お手上げになってしまいます。
本セミナーでは、時間軸を考慮した構造設計の基本を習得します。
内容 【1日目】
1.時間軸の設計
 1-1. リアルタイム性とは
 1-2 .LED点滅などで時間オーダーを体感する
 1-3. 並行性と並列性

2.要求定義
 2-1. タイミング仕様
   ・コンテキスト図
   ・入出力応答時間
   ・繰返し速度
 2-2. タイミング図
3.実行プラットフォームの理解
 3-1. サイクリック実行とイベント駆動
 3-2. ベアメタル
 3-3. リアルタイムOS
【2日目】
4.動的構造設計 並行性の作り込み
 4-1. 静的ビューと動的ビュー
 4-2. タスク分割
 4-3. タスク構造図
 4-4. ランニング図

5.状態遷移設計
 5-1. なぜ状態遷移設計をするのか
 5-2. 状態遷移図と状態遷移表
6.設計原則
 6-1. 時間的凝集
 6-2. 走り切り

7.実装コード例
 7-1. サイクリック実行のコードと図面
 7-2. イベント駆動のコードと図面

8.まとめ
 8-1. 静的構造と動的構造の使い分け
 8-2. 動的構造の設計の要点
場所 オープン:新横浜会場
オンサイト:ご指定の場所
オンライン:zoom と miro を使います
定員 12名
時間 6時間
(オープンの場合は10:00〜17:00)