ソフトウェアアーキテクチャ博物館AtMuseum 解法パターン解説


Module

説明

関心事を分離して、識別できる単位にすることです。

識別できる単位は、関数単位/ファイル単位/コンポーネント単位、となります。

 

モジュール分割することを「ファクタリング」、

そして、モジュールを洗練化することを「リファクタリング」と呼びます。

「リファクタリングして、デグレードしたらどうするの?」

という開発現場が多いようです。

その際は、変更するときに先立ち「まずリファクタリングする」ことをお勧めします。

 

その場合でも、

「デグレードする危険性があるから、リファクタリング禁止」という融通の利かないマネージャもいるようです。

「リファクタリングしてデグレードする」ことと、変更して「潜在不具合が顕在化すること」は、同じ危険性です。

また、リスクを取って、今のコードを綺麗にしていく、品質を高めて価値あるソフトウェアを届けていく、という判断をするマネージャが増えることを期待します。ゼロリスクの方向に導く(日本的マネジメント)と、近い将来、もっと大変な事態に陥ります。(不具合が収束しない。エンジニアが疲弊して辞めていく、など。)