アーキテクチャ設計実践:異常系編

概要
異常系のアーキテクチャ設計講座です。
異常系の要求を定義して、異常発生の検出と、異常除去後の復帰/異常終了の設計図を作ります。
コース詳細
到達目標 本コース修了後、次の事項ができることを目標としています。
1. 異常系の要求を定義できる
2. アーキテクチャ設計で異常系の動作を設計できる
3. 安心して使えるとシステムとは何か、を説明できる
特徴 異常系の要求とアーキテクチャ設計の図面を作り、他の人に設計意図を伝達することをゴールにしています。

演習題材は、スマートガレージで、緊急停止ボタンの設計をテーマにします。
緊急停止の要因(非常停止ボタン/物体検出/ネット回線切断/故障など)の動作シナリオを定義して、アーキテクチャ設計の図面を作ります。
表記法はSysMLを使います。
内容 【午前】
1. 異常系の要求定義
 要求図で、要求全体を俯瞰して、異常系を考慮すべき要求を特定する。

2. ユースケース定義
 要求を、基本系列/代替系列/例外系列に分類する。
 代替系列の異常からの復帰、と、例外系列での異常終了の動作シナリオ(アクティビティ図)を定義する。
【午後】
3.アーキテクチャ設計
 3-1. 全体構造
  静的構造図で設計構造全体を俯瞰する。
 3-2.状態遷移
  異常が発生した時の状態遷移を明確にする。
 3-3.責務マッピング
  状態遷移ごとに、担当するコンポーネントを特定する。
  異常の検出・復帰の役割を持つコンポーネントを明確にする。
 3-4.伝達ルート
  異常の検出と復帰のためのメッセージ通信を設計する。(横断的関心の設計)

4. 安心して使えるシステムの特性
 デペンダビリティと説明責任の概要
場所 オープン:新横浜会場
オンサイト:ご指定の場所
オンライン:zoom と miro を使います
定員 12名
時間 6時間 (オープンセミナーの場合は10:00~17:00)